| ご報告 [ZOKU(俗)] |
June 07, 2010 |

遅ればせながら、しかも実に2ヶ月ぶりのブログ更新ということで、申し訳ない事だらけではありますが、
皆さまにひとつご報告をば。
去る平成22年5月22日、ワタクシ、当山の仏前にて、結婚いたしました。
なにぶん、式場を使わずにお寺での結婚式でしたので、
何から何まで自分たちで準備をしなければならず、そのためにブログの更新も滞ってしまいましたが、
その甲斐(?)もあって、無事に結婚式を終えることができました。
結婚、ということは、実家のお寺に帰ってきて以来の悩みと言いますか、
寺の跡継ぎとしての責任と申しますか、
自分のことだけではない大問題でもありまして、
長い独り身の期間、いろいろ悪戦苦闘してまいりましたが、
ようやく身を固めると言うか、結婚することができて、嬉しい限りです。
そして結婚式ということを通して、感じたことが二つありました。
一つは、お寺の子として生まれてきて良かったなと言うこと。
昔は、お寺を継ぐのが嫌で、
なぜ自分は寺の息子なんだということを悩んだこともありました。
けれども、結婚式にあたって、
ご門徒の皆さんが、まるで我が事のように私たちの結婚を喜んで下さり、
こんなに沢山の方に喜んでいただけると言うことは、そうそうないこと、大変有り難いことであると、この上ない喜びを感じるとともに、
かつてお寺の子であると悩んだ自分が、恥ずかしくも思えました。
もう一つは、
何事も、自分の一人の力ではなく、いろんな人の支えや協力によって、行うことができるのだなと言うこと。
当たり前のことではありますが、
今回ほど、それを強く感じたことはありません。
父や母はもちろん、お寺の総代さん、世話方、ご門徒の皆さん。
いろんな人の力添えがあって初めて、
今回の結婚式が、無事行えたのだなと強く感じました。
そして、今この時があるのも、いろんな人の支えがあってこそ、なんですよね。
ありがとうという言葉だけでは足りないくらいのお世話をいただいて、
今の私がある。
これは本当に有り難いことです。
これから先、そのいただいたたくさんのお世話すべてに報いていくことは難しいかもしれませんが、
二人で手を取り合って、少しずつではあるでしょうけれど、お寺の跡継ぎとしての役割を担っていくことで、その恩返しができればなと思います。
結婚したとはいえ、これがゴールではありません。
またこれから、新しい生活が始まります。
きっと、辛いことや悲しいことということにも出遇っていかねばならないでしょう。
そんな時には、このブログを読んで下さる皆様にも、お世話になることがあるかもしれませんが、
どうぞこれからも、よろしくお願い申し上げます。
written by kenyou : 09:56 PM / comment (2)
| メリシャカ! [ZOKU(俗)] |
April 06, 2010 |
4月8日。
そう、この日はお釈迦さまのお誕生日ですね!
各お寺でも、4月から5月にかけて、
「花まつり」や「灌仏会」、「仏生会」という名前の法要やおまつりが開催されるのではないでしょうか。
しかし、仏教界では仏教を開かれたお釈迦さまの誕生という大きな意味を持つ日であるにも関わらず、
世間一般には、それほど浸透しておりません。
イエス生誕を祝うクリスマスが、宗教的な行事としてでは無いにしても、広く認知されていることを思うと、仏教に関わるものとしては、少々残念な思いが致します。
そんなお釈迦様生誕の日、4月8日。
それをもっと沢山の人に、ポップに楽しく知ってもらおう!という試みがあります。
それが私も関わらせていただいている、「メリシャカ!」です。
しかもそのメリシャカ、今年はtwitterと連動して、今月を「メリシャカ月間」として、お釈迦さまの誕生日を盛り上げ、みんなでお祝いしていこうと言うプロジェクトを行っております。
(特設サイトはこちら→http://www.zengyou.net/merryshaka/)
参加方法は簡単かつ自由!ツイッター上で「#merryshaka」というハッシュタグを末尾に付けて「メリシャカ!」とつぶやくだけ!
もちろん、俳句、花まつりの情報や写真、仏教に出会った喜び、曲や映像へのリンクなどなど、おシャカさまに通じるものであれば、なんでもあり!
ツイッターをご利用でない方もメリシャカの記事に一言コメントしていただくか、おシャカさま誕生に寄せて、熱い想いをメリシャカにメール(merryshaka@gmail.com)をお寄せくださいませ。
「メリシャカ」という言葉には、賛否両論、違和感を感じられる方もおられるかと思います。そういう方は、もちろん「メリシャカ」という言葉にとらわれる必要はありません。
それぞれのお立場から、お釈迦さまのご誕生をお祝いさせていただく気持ちを一つにしていければ良いと思います。
そしてみんなで一緒にお釈迦さまの誕生日をお祝いしましょう!
written by kenyou : 10:24 PM / comment (0)
| わかりやすいもの・わかりにくいもの [SOU(僧)] |
March 20, 2010 |
3月18日、大阪の本願寺派の別院、津村別院(北御堂)にて、公開講座「今、生きていることの意味」と題して、『インターネット持仏堂 いきなりはじめる浄土真宗』という書の著者として知られる真宗のお坊さん、釈徹宗さんと、テレビのコメンテーターでおなじみの評論家、宮崎哲弥氏の対談が行われました。
残念ながら、私は行くことができず、どんなお話が為されたのかなと思っておりましたら、twitter上で、彼岸寺の「坊主めくり」のライター杉本さんが、一言印象に残ったことを書かれておりました。
その杉本さんが印象に残ったことというのは、宮崎氏の「テーラワーダのシンプルな教えが広く受け入れられつつある状況を、伝統宗門はどう受け止めるのか?」という問いかけだったのですが、私もその問いかけには、少し考えなければいけないところがあるのかもしれないと感じました。
テーラワーダと言うのは、仏教の、より伝統的なスタイルを保ってきている仏教で、上座部仏教とも呼ばれます。より原典に近いパーリ語の三蔵経に依拠し、ヴィッパサナー(ものごとをありのままに見る)瞑想と呼ばれる自己観察法を実践することで、心を育てて、よりよい生活を歩んでいこうとする伝統的なスタイルの仏教です。
特にここ数年、スマナサーラ長老を中心として、宗派の枠を超えて盛り上がりを見せており、私も非常に興味があります。
私はまだ実際にそのテーラワーダ仏教との接点はなく、ヴィッパサナー瞑想の実戦経験も無いのですが、その理念というのは、非常にわかりやすく、これぞまさに、仏教の原点であると感じます。
その魅力というのは、やはりまずは分かりやすい、と言う点にあるかと思います。自分の心に起こることを、瞑想によってつぶさに観察し、今ここの自分に起こっていることに気づいていくことをトレーニングしていくことで、心を穏やかなものに育て上げてていく、そういう教えだと、受け取っております。(なにぶんテーラワーダ仏教に関しては、素人ですのでもし違っていたらすいません。)
実践方法も、それほど難しいものではなく、誰にでもすぐ始められると言うのも人気の理由でしょう。
そしてさらに「やればできる」ということもまた、現代人に受け入れられやすい要素なのではないでしょうか。
そういう理念や方法論のわかりやすさ、そして「やればできる」という、成長の実感が、テーラワーダ仏教が多くの人に受け入れられつつある理由であると思います。
対して浄土真宗はどうでしょうか?
written by kenyou : 04:53 PM / comment (0)
